違うと思ったところは、その場で変えてください。
今回は、その場でのふるまいの話をします。
人の営業に同行していて、
いちばんよく直すところはどこか。技術の話では、ありませんでした。
章:1. いちばん直すのは
いちばんよく直すところ。
間が取れないところですかね。
営業をしていると、会話の中で相手が黙る瞬間があります。
こっちの会話が終わりました。
次は相手が話してくれるはずです。——そういうタイミングで、
話してくれない場合があるんですよね。
章:1. いちばん直すのは
相手は、何か考えてるんだと思うんです。
でも、そのタイミングで間が待てなくて、
こちらから次の話とか、
より追いかけるような話をしてしまう人がいる。そこは、待ったほうがいい。
間がすごく大事なので、しっかり待ってください。
章:2. 待てること自体が、めずらしい
無言の間を待ちきれない人って、いると思うんですけど、
私は結構待ちますね。一緒に同行についていた人に、褒められるときがあります。
「あの間を黙ってられない、私なら」
——そういう風に言われるんですけど。営業の技術で褒められた話じゃないんです。
黙っていられることで、褒められています。
章:3. 待つと、何が起きるか
なぜ待つのか。理由があります。
結構黙ってると、次に出てくる言葉って、
向こうがちょっと頭にもやっと気になっていることとかを、
質問として出してくれることがあるんです。そうすると、本当に聞きたいことを聞ける。
章:3. 待つと、何が起きるか
第3回で、「何が引っかかりますか」という聞き方が出てきました。
あれと同じことが、黙るだけで起きます。
質問しなくても、待てば出てくるんですね。
「なんか気になるところありますか?」っていう
間を取ってください。これはすごい大事だと思います。
章:4. 話しすぎる人は、どう直すか
話しすぎる人、黙りすぎる人、それぞれどう直すか。
まず、話しすぎる人。
これね、めちゃくちゃ難しいと思うんですけど、
話しすぎる人って、止められないんですよね。というか、その人は話しすぎているという感覚になってない
方が多い気がしますので。「いや、話しすぎだよ」とお伝えしても、
なかなかそれをやめることって難しいかなと思います。なので、話しすぎる人に関しても、
「質問してください」っていうのを言いますね。とりあえず質問をすれば、向こうが喋る順番になるので、
その質問の力を磨く。そこが大事なのかなと思います。
章:4. 話しすぎる人は、どう直すか
黙りすぎる人は、結構見たことがないかもしれない。
営業で黙りすぎる人って、いるのかな。
相手が喋ってる中で黙ってる、
うんうんって頷いてる、みたいな。それはもう、全然いいと思うんですよ。
章:5. 緊張の正体
緊張している人には、どんな練習をさせるか。
緊張する気持ち、めちゃくちゃ分かるんですけど。
緊張する人ってきっと、
売らなきゃいけないとか、
いい結果をもらわないといけないみたいな
感覚があるんじゃないかなと思うんですよね。私が保険のときもそうですし、
スポンサーを取りに行くときも同じなんですけど——これは、提案なので。
私の話を聞いて「やります」っていう答えをしてもらおうとは、
思ってないんですね。どうしたら、ちゃんと分かってもらえるかなって。
しっかり分かってもらった上で、判断を仰ぐ。
そのためにお話をする、っていうイメージなので。しっかりお伝えすればいいだけ、って思ったら、
ちょっと緊張も和らぎませんか。
章:5. 緊張の正体
いい答えをもらわなきゃいけないと思うと——
それはもう、向こうが決めることなので、
こちらにはどうしようもない。どうしようもできない部分に対して、
「大丈夫かな」みたいな不安になって、
緊張につながるのかなと思うんです。そうではなくて、ちゃんとお伝えしようと。
良さだったり、メリットだったり、
そういった部分をしっかりお伝えするところを意識する。お話しに行くっていうイメージでいてくれたら、
そんなに緊張ってこともないんじゃないかなと思ってます。
章:6. 合格ラインはどこか
「これができたら合格」というラインは、どこか。
ちゃんと説明をして、向こうが理解をしていただいた上で、
○なり×なり、お返事をいただく。
そこまで行ければ、合格かなと思います。そして、はっきり線を引きます。
「検討します」って言われたらどうしますか、
という話が前の回にありましたけど——検討した上で、お返事を最終確認していないっていうところは、
もう不合格ですね。白黒はっきり答えを聞いてくる。
それが、合格ラインかなと思います。なので、ちゃんとお伝えするっていう技術を磨いてほしいなと思います。
章:7. いちばん効いた練習は、雑談だった
自分が営業を覚えたとき、いちばん効いた練習は何だったか。
雑談の中から、
何か私の商材に対してのフックになる部分を探す。そういうことをやってみよう、というアドバイスをもらったんです。
「分かった」と思って、そこから
お客様のところに雑談しに行くみたいな感じで行って。保険のときは、
病気のことについて聞いたり、
「ご家族が病気になられた経験って、あるんですか」
みたいな話を、普通の話の中でしていく。スポンサーの話でいくと、
「こういった地域のお祭りに協賛されたりとか、
そういう記憶ありますか」とか。
章:8. 「やってない」と言われてからが本番
ここが、この回でいちばん実用的なところです。
やってないって言われたら——
「それ、なんで嫌いなんですか」
そうすると、
「自分が出るのがめんどくさいから」とか、
「お金出すだけで何もならないから」とか、いろんな考えが聞けるんです。
考えを聞いてきましょう、というアドバイスをもらって、
それをやってみた結果、
いろんなことが提案できるようになってきた。そういうところはあるかなと思います。
章:8. 「やってない」と言われてからが本番
この一言を、覚えておいてください。
「お金出すだけで、何もならない」
第1回から第3回まで、ずっとこの問題を解いてきました。
名前が載って終わる協賛。
当日が終われば、関係も終わる。だから「協賛」ではなく「共創」と言うようにした。
断る人の本音が、そのまま、この事業の出発点になっています。
相手が「やってない」と言ったら、そこで引き下がらない。
なぜ嫌いなのかを聞く。その答えの中に、次の提案が入っています。
今日のまとめです。
ひとつ。いちばんよく直すのは技術ではなく「間」。相手が黙ったら待つ。
ふたつ。待つと、相手が本当に気になっていることを質問として出してくれる。
みっつ。話しすぎる人には「しゃべるな」ではなく「質問しろ」。
よっつ。聞いている側の沈黙は、問題にならない。
いつつ。緊張するのは「いい答えをもらわなきゃ」と思うから。これは提案。
むっつ。合格ラインは契約ではなく、白黒はっきり答えを聞いてくること。
ななつ。雑談の中で、過去に協賛した経験を聞く。
やっつ。「やってない」と言われたら、「なんで嫌いなんですか」。
最後に、宿題です。
次の訪問で、相手が黙ったら、3秒数えてください。
話し始めたくなりますが、こらえて3秒。
できたら、次は5秒にしてみてください。
何が出てきたかを、帰ってから1行だけメモしてください。
自分が黙ったときに相手が何を言うか。
それが分かってくると、
質問の数が減って、持ち帰る情報が増えます。次の回は、ここまでとは別のテーマになります。
「遠回りで、売る」。
なぜイベントが仕事になるのか、という話です。
尺 枚1〜8で3分30秒、枚9〜14で3分、枚15〜16で1分30秒。合計8分前後。
この回は、間が大事です
テーマが「間」なので、ゆかりさん自身が間を取って話すと説得力が出ます。
とくに枚5のあと、枚13の「それ、なんで嫌いなんですか」の前後。
前回との違い
読むときのお願い
確認したいところ