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お題11

守ること(安全・お金・約束)

スライド14枚 / 目安28分

これは、ゆかりさんに読んでいただくための台本です。

この回は、事故を防ぐ回です。
他の回と違って、間違ったことを言うと人が怪我をします。

一般的な手順は中村が書きましたが、
金額・期限・実際の経験は、必ずゆかりさんの実際のものに
差し替えてください。

分からないところは「確認してください」と言っていただくほうが安全です。

1表紙

今回は、守ることの話をします。

安全、お金、約束。

ここは、楽しい話ではありません。
でも、ここを飛ばした人が、事故を起こします。

いちばん大事な回だと思って、聞いてください。

2後援申請は、どこに、いつ、何を

まず、後援申請です。

後援とは、「市が応援しています」という名義です。
お金が出るわけではありません。

でも、これがあると変わります。

  • 会場が借りやすくなる
  • 学校でチラシが配れるようになる
  • 企業に説明しやすくなる

どこに出すか。
市役所の担当課。子ども向けなら子ども青少年課、
教育委員会など、イベントの中身で変わります。

いつ出すか。
開催の2〜3ヶ月前です。
審査に1ヶ月かかることもあります。

何を出すか。
申請書、企画書、収支予算書、団体の規約や名簿。
自治体によって違うので、必ず窓口で確認してください。

3保険は、必ず入ってください

【金額は、ゆかりさんの実際のものに差し替えてください】

保険の話です。

これは、必ず入ってください。

入るのは、イベント保険です。
来場者がケガをしたとき、体験中に何かあったときに使います。

体験型のイベントなら、必須です。

金額は、参加人数と内容で変わります。
——ここは、実際にいくらだったかをお話しします。

入っていないイベントは、やってはいけません。

何かあったとき、主催者が個人で責任を負うことになります。

4子どもの写真は、どうするか

【ゆかりさんの実際のやり方に差し替えてください】

子どもの写真の話です。

撮る前に、許可を取ります。

やり方はいくつかあります。

ひとつ。受付で確認する。
名簿に「写真OK/NG」の欄を作って、丸をつけてもらう。

ふたつ。シールで分ける。
NGの子には違う色のシールを貼って、
カメラを持つ人に共有する。

みっつ。会場に掲示する。
「当日の様子を撮影し、広報に使用します」と出しておく。

断られたら、どうするか。

断られたら、撮りません。
後ろ姿もダメです。

そのかわり、「この子は写さない」をスタッフ全員が
分かる状態にしておいてください。

——ここは、実際にどうしているかをお話しします。

5協賛金の会計

【ゆかりさんの実際のやり方に差し替えてください】

お金の記録です。

いただいたお金は、全部記録に残します。

  • いつ、どこから、いくら入ったか
  • 何に、いくら使ったか
  • 残りがいくらか

領収書は、必ず取ってください。

そして、誰が見るかを決めておきます。

共創企業さんから「何に使ったんですか」と聞かれたとき、
すぐ出せる状態にしておく。

これができていないと、次がありません。

後援を取っている場合は、
市に収支報告を出す必要があることもあります。

6当日、いちばん怖い事故

【ゆかりさんの実際の経験に差し替えてください】

当日、いちばん怖い事故は何か。

——ここは、ゆかりさんの感覚を聞かせてください。

一般的には、この4つが挙がります。

ひとつ。テントが飛ぶ。
風です。重しが足りないと、飛びます。
人に当たると、大怪我になります。

ふたつ。熱中症。
夏のイベントでは、これがいちばん多いです。

みっつ。迷子。
子どもが多いイベントでは、必ず起きると思っておく。

よっつ。food による事故。
食中毒、アレルギー、やけど。

7どう防いでいるか

【ゆかりさんの実際のやり方に差し替えてください】

防ぎ方です。

テントは、四隅に重しを必ず置く。
風が強い日は、早めにたたむ判断をします。

熱中症は、日陰と水分。
スタッフにも、休憩を取らせてください。

迷子は、受付で連絡先を書いてもらうこと。
本部をひとつ決めて、「迷子はここ」を周知します。

食べ物は、出店者に保健所の許可証を確認します。
アレルギー表示もお願いしておきます。

——実際にやっていることがあれば、そちらを話してください。

8実際に起きたトラブル

【ゆかりさんの実話に差し替えてください。この枚がいちばん大事です】

ここで、実際に起きたトラブルを、
ひとつ、最初から最後までお話しします。

  • 何が起きたか
  • そのとき、どうしたか
  • 結果、どうなったか
  • 次から、何を変えたか

この4つが入っていると、聞いている人の身に残ります。

手順を10個並べるより、実話がひとつあるほうが効きます。

9雨・風・暑さの判断

中止や変更を、何を見て決めるか。

雨
小雨なら決行。屋根の下に集約します。
荒天なら順延。警報が出たら中止。

この基準を、3日前には決めて共有してください。
当日に決めると、誰も動けません。

風
テントが立てられるかどうかが分かれ目です。
風速10メートルを超えたら、テントは危ないと思ってください。

暑さ
熱中症警戒アラートが出ていたら、
時間を短くするか、内容を変えます。

判断する人を、ひとり決めておいてください。
みんなで相談すると、決まりません。

10中止の連絡

中止や変更を決めたら、連絡します。

順番があります。

1. 出店者(いちばん早く。仕込みがあります)
2. スタッフ・ボランティア
3. 共創企業
4. 来場予定の方(SNS、ホームページ)

出店者がいちばん先です。
食材を仕入れてしまってからでは、遅いので。

11その場で決めていいこと、持ち帰ること

当日、判断に迷うことが出てきます。

その場で決めていいこと

  • 進行の時間調整
  • 配置の微調整
  • スタッフの配置換え

持ち帰ること

  • お金が動くこと
  • 約束を変えること(出店料、協賛の内容)
  • 謝罪が必要なこと

迷ったら、持ち帰ってください。

その場で答えると、あとで変えられなくなります。

「確認して、ご連絡します」で大丈夫です。

12約束を、紙にする

最後に、約束の話です。

口約束にしないでください。

  • 共創企業との約束 → 契約書か、合意書
  • 出店者との約束 → 出店要項
  • ボランティアとの約束 → 役割と時間を紙で

「言った」「言わない」は、必ず起きます。

紙にしておくと、揉めません。

仲がいい相手ほど、紙にしてください。
関係を守るためです。

13この回のまとめ

今日のまとめです。

ひとつ。後援は2〜3ヶ月前。 会場とチラシに効きます。

ふたつ。保険は、必ず入る。 入っていないイベントはやらない。

みっつ。子どもの写真は、撮る前に許可。 断られたら撮らない。

よっつ。お金は全部記録。 聞かれたらすぐ出せる状態に。

いつつ。雨天の基準は3日前に決めて共有。 判断する人をひとり決める。

むっつ。お金と約束は、その場で決めない。

ななつ。約束は紙にする。 仲がいい相手ほど。

14やってみてください

宿題です。

3つ、書き出してください。

ひとつめ。 自分のイベントで、いちばん起こりそうな事故。
それを防ぐために、何をするか。

ふたつめ。 雨天の判断基準。
小雨ならどうする、荒天ならどうする、警報ならどうする。
そして、誰が決めるか。

みっつめ。 後援を出す先と、その締め切り。
窓口に電話して、聞いてみてください。

この3つは、早いほうがいいです。
準備が進んでから気づくと、間に合いません。

次の回は「合格ラインの話」。
この講座の最後の回です。

中村用のメモ(読まなくて大丈夫です)

収録のときのメモ(中村用)

この回は、他の回より慎重に作ってください。
間違った情報を出すと、受講された方が事故を起こします。

こちらで書いた部分(一般論です)

ゆかりさんに必ず差し替えていただきたいところ

枚内容なぜ
枚3保険の種類と金額実際の数字が必要
枚4子どもの写真の取り扱い実際のやり方
枚5会計の記録方法実際のやり方
枚6・7いちばん怖い事故と、防ぎ方経験から
枚8実際のトラブル1件この回でいちばん大事

自信がないところは「確認してください」で大丈夫です

たとえば保険の金額は、
「参加人数と内容で変わるので、見積もりを取ってください」
と言っていただくほうが、間違った数字を出すより安全です。

尺 枚1〜5で10分、枚6〜9で9分、枚10〜14で9分。合計28分前後。